野菜は手作業で切るからおいしい!
アオヤマには大型の機械はありません。「家庭の味」をモットーにしていますから、家庭と同じように和惣菜作りは、ほとんどが手作業です。野菜を切るのも、千切りするのも、スタッフの手で行います。
大根の皮は、皮むきで一本一本、むいていきます。ナスも人参も包丁で適度な大きさ、太さにカット。きんぴらにするゴボウも、家庭のごぼう突きで長さを調節しながら千切りにしていきます。食材によって、適した形に、スタッフが手際よくカットしていきます。
実は、手作業でカットするのには理由があります。
過去に野菜を切断する機械を借りて、試したことがあります。カットした野菜の見た目は変わらなかったのですが、煮炊きした後の味の乗り、食感が手作業で切った野菜と違ったのです。手作業でカットした野菜の方が味がしみて、適度な歯ごたえがあっておいしかったのです。スパンと切られたマシンカットの断面よりも、手で切った適度にざらつきのある断面の方が味がしみやすいのではないかと分析しています。
だから、アオヤマでは手間がかかっても、丁寧な手作業で調理することを続けていきます。人の手で、適度な大きさ、太さにカットした食材は、家庭のニオイを感じる、おいしい和惣菜になると信じているからです。